「お金で解決」というとネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。お金を積んで裏口入学とか、お金を渡して犯罪をもみ消しとか!?
法に触れるような行為はどうかと思いますが、本当に必要なことならお金で解決してしまおう!というのが最近の私の考えです。最初からこのような考えを持っていたわけではないので、どのようにしてこのような考えに至ったのか書いてみたいと思います。
結婚して仕事を辞める
私は結婚を機にかなりの激務だったため仕事をを辞めました。いわゆる寿退社ですね。
お金を使うことに罪悪感を持つように
結婚後短時間のパートなどはしていましたが、周りの友達がフルタイムで働く中お気楽な主婦をやっているのはなんとなく罪悪感が・・・。主婦雑誌でも「節約」をキーワードとした特集がよく組まれていたので、お金を使っちゃいけないんだ、節約しないといけないんだと思うようになってしまいました。
わざわざ、遠くのスーパーまで特売の10円のお豆腐を買いに行き、豆腐の味噌汁にマーボー豆腐に冷ややっこというバランスの悪いメニューを作り、夫に
「節約しなくていいから豆腐ばっかりはやめてくれ」
と言われてしまうこともありました。
お金を使わない生活を楽しむ
それでも子供もいず、時間はたっぷりありゲーム感覚で節約を楽しんでいました。図書館で本を借りたり、ゲームをしたりとお金のかからない趣味も。
友達の多くは正社員としてバリバリと仕事をしていたので、あまり会うこともなくなりました。そうなると洋服なども特に必要でなくなり、無理せずお金のかからない生活をしていましたね。
出産を機に生活は激変
しばらく二人の生活を楽しんでいましたが、長男を授かりました。
お金ではどうにもならないことがある
節約生活を楽しんでいた私ですが、妊娠・出産という今までにない経験をすることになります。多くの人にとって喜びの多い経験ですが、私は度重なる流産と不妊治療を経験しています。どちらもどんなにお金を積んでも自分が努力をしてもどうにもならないことです。人間の無力さを思い知り、世の中の景色が色は分かるのにモノクロに見えてしまうというまさに暗黒の時代を経験しました。
一人の時間がない
出産・子育ては本当に素晴らしい経験で、子どもたちはかけがえのない時間を与えてくれました。それはとても嬉しいことなのですが、何しろ一人になる時間が全くない!これは思った以上に辛いことでした。本当にかわいいはずのわが子がかわいく思えない瞬間が訪れるのです。特に一人目は夫にさえ預けることができずに(自分が面倒見なければならないという強迫観念がありました。)、子どもと離れることができませんでした。
お金で解決できることは解決してしまえ!
お金ではどうすることもできないことがあることを思い知った私は、お金で解決できることはお金で解決してしまおう!とうい結論にたどり着きました。
二人目の不妊治療をしている時の話です。病院には子連れ専用の待合室がありましたが、病院に入ってから出るまで子どもを他の患者さんの目に触れさせずにいることは不可能でした。子どもが一人いる私でさえ赤ちゃんを見ると心が痛んだので、子ども連れで通院することはとても気を使いストレスのかかることでした。
そこで、通院日は思い切って保育園に子どもを預けて通院することにしました。通院後は一人でランチも楽しみました。保育園は1時間単位でお金がかかるのでお金のことを考えたら通院が終わったらまっすぐ迎えに行くのが良いのかもしれませんが、育児中の一人でゆっくり外でランチはプライスレス!その時の私にはお金には代えられない価値がありました。子どもを預けることで辛い通院ではありましたが、月に一度のお楽しみにもなったのです!
子連れ通院のストレス・一人でゆっくりする時間がないという問題をお金で解決しました。
子育て楽しい期
子どもが赤ちゃんの頃はいろいろ大変でしたが、下の子が幼稚園に入るころはだいぶ楽になり毎日がとても楽しかったですね。子どもが縁になりお友達もたくさんできました。お金に関しても子どもを持つ前と考え方が大きく変わりました。
パート主婦でも罪悪感なし
現在はパートで扶養範囲内の収入しかありませんが、まったくお金に関する罪悪感はありません。子どもをできる範囲で塾に通わせず私が勉強をみていますし、学校のPTAの活動や放課後息子の友達を家で遊ばせることもあります。(最高18人が集まりました・・・。座るのがやっと)
子どもの勉強をみることで、かなり塾代の節約になっていると思いますし、ちょっと個性のある息子の学校に頻繁に行って教室を覗くことによって「いじめ」を防ぐことができたかなと思っています。なのでお金に関して、悔いなし!罪悪感なし!です。
生活満足度を高めるためにお金を使う
第1子妊娠から第2子出産までの闇の時代を経て、お金で解決できることは解決してしまおうという姿勢で生活しています。苦手なものを無理にせずにお金で解決。好きなものを楽しむためにお金を使うという感じでやっていますね。例えばこんな感じ。
- 家事が苦手→食洗器・圧力なべ・フードプロセッサー・ホームベーカリー
- 料理が苦手→外食・デパ地下お惣菜
- 子どもの歯並びが悪い→歯科矯正
- 子どもに運動させたい→スイミングスクール・スキー教室
- 果物が好き→ふるさと納税・フルーツ狩り(1回の予算1万円)
- アニメが好き→amazonプライム
東日本大震災、そして40代に突入
東日本大震災では直接何か被害を受けるということはなかったのですが、報道や知人の話などでかなり衝撃を受けました。そして、40代に突入し自身の体調不良・同級生の死などを経験しさらにお金に関する考え方は変わっていきます。
やりたいことはやる、会いたい人に会う
老後に備えて貯蓄とか将来のために節約というのももちろん大事だと思います。特に無駄なことにお金を使うのはダメですよね。よく考えないと。
でも、将来のために「今」を犠牲にする。「今」を楽しまないというのはどうなのでしょうか?
東日本大震災を経験して、当然あると思っていた明日が突然奪われることがあることを知りました。健康もいつまで続くか分かりません。
人生も折り返しです。40といえば不惑の年ですが、まだまだ惑いっぱなしです。でも、今を大事に生きるということに惑ってる暇はありません。
- やりたいことはやる→先生になりたかったので、家庭教師はじめました。
- 会いたい人に会う→ご無沙汰だった高校・大学の友達に会いに行きました。
家庭教師をする時間を作るためにパートの時間を少なくしお給料が減りました。友達に会うために交通費宿泊費を使いました。でも、今したいんです。お金は将来のためだけでなく今の自分に使いましょう。
その時必要なだけ稼げる力をつける
賛否両論あるホリエモンこと堀江貴文さんが貯金額を聞かれてこんなことを答えていました。
貯金なんかないよ。全部今やりたいことのために使うから。その時必要なだけ稼げばいいんだ。
細かい文言は怪しいと思いますが、概要はこんな感じだと思います。お金はやりたいことのために使う。必要なだけ自分で稼ぐ。衝撃的でしたね。自分で欲しいだけ稼ぐという考え方ってしたことがなかったです。なんとなくお給料は多い方がいいかな?なんとなくパートは扶養内ギリギリまで稼いだ方がいいかな?とふんわり考えていました。今後の目標は
ですね。その稼ぐ力のひとつとしてこのブログを育てていきたいと思います。
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