北海道胆振東部地震では、北海道のほぼ全世帯にあたる約295万戸が停電し北海道全体がブラックアウトの状態になってしまいました。
私の家も地震直後から約40時間停電に見舞われてることに。
正直、停電の備えをあまりしていなかったので様々な場面で不便な思いをすることになってしまいました。
停電を実際に経験したからこそわかる、絶対必要な停電対策グッズを紹介します。
震災前の災害への準備
日本は災害が多い国です、これまでもいくつもの災害があり、そのたびに災害に対する備えの大切さが叫ばれてきました。そんな中、まなみん家ではどんな備えをしていたのでしょうか?
わが家のスペック
- 私・夫・高校生・小学生の4人家族
- オール電化マンション、低層階住まい
- コンビニ・スーパーなどが比較的近くにある住宅地
一般的な家庭です。
災害に対する備え
- 懐中電灯(大1・小2・手回し充電式1)
- ランタン(小1)
- ラジオ(手回し充電式1・電池式1)
- 電池:各2から3個
- 飲料水:無し!
- 給水袋:子供が浄水場見学でもらってきたもの。
- 食べ物:特別な備え無し。冷蔵庫にあるもの。お菓子。
うーん、へっぽこだね。やる気ないね。
停電を経験して必要だと感じた災害準備
北海道の震災ではわが家もかなり揺れ、数分後には停電しました。幸いなことに断水はしませんでしたが、いつか断水するかも?という不安は常にありました。
約40時間の停電を経験して、災害に遭った時3日間を自力で過ごすために最低限必要だと思ったものを紹介します。
やっぱり、備えが足りなかったね。すぐに買い足すよ!
明かり関連グッズ
停電すると当然ながら暗くなります。真っ暗です。なかなか怖いものですよ。
懐中電灯
これはもう、マストですね。できれば各部屋に一つ。そうでなければリビングと寝室のすぐに手にすることができる場所に置いておきましょう。
シンプルで洗練されたデザインなのでインテリアにもなじみます。うちではこの懐中電灯を部屋の隅に置いています。
ただ、自立しないのでペットボトルランタンには使えませんでした。ランタンにも利用するなら自立するタイプがいいですね。
ランタン
周囲を明るく照らすのには懐中電灯よりもランタンがいいですね。大きいものと小さいものがあるといいと思います。
今回は小さいものしかなかったので、ペットボトルランタンを作ってリビングの机の上に置いておきました。
小さいものはトイレに行ったり、歯磨きをするなど移動する時に持っていくと便利です。
手先を照らせるし、夜避難をすることになった時にはヘッドライトも便利ですね。
情報収集グッズ
停電するとTVを見ることができません。情報収集はラジオとスマホに頼ることになります。スマホでもラジオを聞くことができますが、電波が弱くなったりバッテリーのことを考えたりするとラジオも用意した方がいいですね。
ラジオ
手回し充電ができるタイプもいいのですが、長引くと疲れるので買うなら電池も使えるタイプがいいと思います。
電源確保グッズ
スマホを使うにも懐中電灯を使うにも電源が必要です。電池や充電器を用意しましょう。
電池
使っている照明やラジオに対応した電池を多めに用意しましょう。特に単1と単2の電池はすぐに売り切れてしまいます。
うちは単1と単4電池が無くて困りました。
乾電池式モバイルバッテリー
スマホの充電にはモバイルバッテリーが活躍しますが、停電中は乾電池式のものがあった方が安心です。
停電後しばらくすると各所で充電コーナーが設置されましたが、ものすごい人が集まり大行列になりました。
家族分のスマホの充電をするためには電源タップがあると便利です。(状況によっては使うことができないことも)
カーチャージャー
車があればシガーソケットからの充電もできますよ。もしカーチャージャーを持っていなかったらこの機会に買っておくのもいいかも。もちろん普段のドライブでもスマホ等の充電ができますよ。
うちでは2台同時に充電できるものを買い足しました。
断水対策グッズ
飲料水
なんとか3日間自力で過ごすためにはどれくらいの量の水が必要でしょうか?
一般的に
と言われています。4人家族だと
になりますね。かなりの量です。
この商品なら2つ買えば、36Lになるよ
金額的にはそれほど負担はないのですが、置き場所に困りそうですね。
地震の場合は扉が壊れて中から出せない!ということも想定できるので、何か所かに分けて収納しましょう。
その他、トイレ用や手洗い用など飲料水以外にも水は必要ですが、そこまで準備するのは狭い集合住宅では現実的ではありません。普段からお風呂に残り湯をキープすることで乗り切りましょう。
今回の地震では、停電後すぐにお風呂・やかん・水筒などに水を貯めました。
給水バッグ/ウォーターバッグ
断水後、しばらくすると給水所が設けられます。そこでお水をもらうことができますが、給水袋やポリタンクは用意されていないこともあります。今回も自分で用意していかなければならない給水所がありました。バケツだと運びにくいので給水バッグかポリタンクがあるといいと思います。
折りたためる給水バッグなら非常持ち出し袋に入れておけますね。
こういうポリタンクなら水を使う時も便利ですね。
食事関連グッズ
今回の地震では、停電していても開店しているお店がありました。が、すぐにめぼしい食品は売り切れてしまいました。また、安全が確保できない場合はお店自体が閉まってしまうこともあるので、食料もある程度備蓄が必要ですね。
カセットコンロ
オール電化の住宅の場合は停電するとコンロも使えなくなります。
カセットコンロがあるとお湯が沸かせるようになり食べられるものが多くなります。余裕があればお鍋でお米を炊いたり、簡単な調理もできるので冷蔵庫に残っているものを使えばある程度の食料を確保することができます。
忘れてはならないのが、カセットボンベ・カセットガスです。停電が長引くことに備えて何本か予備が必要ですね。停電後すぐにお店から消えました。
缶詰・瓶詰
余震が続いている状態の時はすぐに食べられるものがいいと思います。
カップラーメン・カップスープ
お湯を沸かすだけで食べれるので備えるといいと思います。温かいものを食べるとホッとしますよね。
レトルト食品
お米を鍋で炊けるようになったら、レトルトカレーなどがあるとバラエティに富んだ食事ができていいですね。
お菓子
チョコレートなど甘いものがあると心が落ち着きます。
食品類は賞味期限があるので気を付けましょう
まとめ
今回の北海道の震災では私が暮らしている地域では幸いなことに建物や道路の被害が少なかったため比較的すぐにお店が開いたり、避難所が開設されたりしました。
しかし、被害が大きい場合は自力で数日を過ごさねばなりません。
一人一人がある程度の備蓄をすることで、お店に大行列ができて店員さんが疲弊することもなくなりますし、本当に困っている人にものが渡ります。
自分が備蓄をすることがひいては社会全体のためになるとすれば、もう備蓄をしないという選択肢はありませんね。
今すぐ足りないもののメモを作って、未来に備えましょう!
あなた自身の備えが誰かのためになります