きらッコノートさんに掲載していただきました。
北海道胆振東部地震では大きな地震の後北海道全体がブラックアウト、そして一部の地域では断水もしてしまいました。
その時の様子はコチラをご覧くださいね。

私も初めて大きな災害の被災者となり

知っていて良かった!

知っていればよかった!
と思うことがたくさんありました。
日本は災害の多い国です。ないことを願いますが、またいつ大きな災害が襲ってもおかしくありません。その日のために心の隅に置いておいたら役立つことを紹介します。
停電

突然の停電!懐中電灯!TV見れないし、この後どうなるのか情報が欲しい!
ラジオ・懐中電灯
私の周りで意外と持っていない人がいて非常に困ったとのことなので、ラジオと懐中電灯はすぐに用意した方がいいと思います。
用意する前に停電になってしまったという時は
ラジオのかわりにスマホでラジコを利用することもできます。
また
懐中電灯のかわりにスマホのライトを利用することもできます。
充電
停電時、多くの人が困ったのがスマホの充電でしょう。
スマホと一緒にモバイルバッテリーも常に充電しておくといいと思います。
また、停電が長引く場合コンセントから充電するものだと再度モバイルバッテリーに充電することができません。電池式のモバイルバッテリーの用意もした方がいいと思います。
断水
日頃の備え
大きな災害時には断水する恐れがあるので日頃から準備が必要です。
飲料水を用意する
災害が起きたら、しばらくしてから断水することもあるのですぐにお風呂に水を貯めて、やかんや水筒に飲料水を用意した方がいいでしょう。

断水時とても困るトイレが流せない問題。
お風呂の水があればバケツで流すことができますよ。
マンションの断水
その地域は断水していなくてもマンションだけ断水することがあります。
停電によりポンプのくみ上げができなくなることが原因のようです。
この場合は1階など低層階は水が出ることことがほとんどなどで、1階の共用水道や近くの公園から水を得ることができます。
ただ、エレベーターも止まっているので重い水を高層階まで運ぶのは想像以上に大変なため、避難所を利用する人もいました。
情報収集

これからどうなるんだろう?余震はくるの?停電はいつ復旧するの?
停電するとTVを見ることができないので情報収集はラジオとスマホ、ガラケーに頼ることになります。
- ニュースなど大まかな情報はラジオ
- ライフライン等の情報はTwitter
- 町内会単位の情報はLINE
- 半径50メートルの情報は集合住宅の掲示板
様々なところから情報を得て、数日を過ごしました。特にTwitterでは停電の状況や給水所・スマホの充電所などの有益な情報を得ることができました。
日頃、Twitterを利用していない人でも災害に備えてアカウントだけでも取っておくことをお勧めします。
地方自治体や電力会社・経済産業省(@meti_NIPPON)をフォローしておくと便利です。経済産業省は今後の見通しを発信してくれたのでありがたかったです。
災害に強いガラケー
あまり持っている人は少なくなりましたが、災害時にガラケーが活躍します。
ガラケーを持っている時は、災害時にこそ活用してください。
- ワンセグ放送を見ることができる
- バッテリーが長持ちする
スマホの通信状態
キャリアによって通信状態にはっきりとした差はありませんでしたが、強いて言うとソフトバンクはつながらないという話をよく聞いた気がします。

わが家でau・ソフトバンク・楽天モバイル(DOCOMO回線)とバラバラのキャリアを使っていましたが、ソフトバンクのみ半日ほどつながりませんでした。
楽天モバイルは格安SIMながらも普段と変わらない通信状態でした。DOCOMO回線だからでしょうか?
とはいえ、地域によってはDOCOMOやauでもつながらなかったようなので、基地局によるところも大きいようですね。
家族がいるなら家族で別々のキャリアにするというのが一つの対策になりそうですね。
「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)
災害時に無料で開放される公衆無線LANサービスです。
サービスが行われている場所まで行くのが大変ですが、一応このようなサービスがあることも知っておくといいと思います。
wi-fiの設定をオンにしてネットワーク選択画面で「00000JAPAN」を選ぶだけでつなぐことができます。
地震と保険・様々な支援

地震でTVが壊れたり、家に被害があったらどうしよう!
そんな時に活躍するのが保険ですね。
地震保険
家を購入したときによく入るのが「火災保険」です。
地震で被害を受けた時にも補償されるのでしょうか??
答えはNGです。
「火災保険」は多くの災害の補償がされますが、地震は補償されません。
たとえば、がけ崩れにより被害を受けた場合を考えてみます。
- 水害によるがけ崩れ→火災保険
- 地震によるがけ崩れ→地震保険
このように、対象になる保険が変わってくるので注意が必要です。
そして、今回の北海道地震でもがけ崩れや液状化などで多くの家屋が被害を受けたり、大きな揺れて家具や家電が壊れてしまったりしました。
地震で受けた被害なので、火災保険では補償されません。
日本中どこで地震が起こるかは全く分からない状態なので、まだ入っていない人は地震保険に加入をお勧めします。
意外と火災保険は入っていても地震保険には加入していない人が多いのでご自身がどの保険に入っているのかこの機会にチェックをするといいと思います。
被害は写真に撮っておく
保険の支払いの際や罹災証明のために写真が役立つことがあります。スムーズに手続きを進めるためにも、被害に遭った建物や家財の写真を撮っておくといいと思います。
様々な支援
他にも義援金など様々な支援を受けられることがあります。

住宅ローンを組んでいるのに地震で住宅が被害に遭った!ローンの返済が苦しい!何か支援はないの?
住宅ローンを組んでいて返済が難しい場合は「被災ローン減免制度」を利用することができます。
とてもありがたい制度なのですが、自分で申請しないと制度は利用できません。
こちらのサイトでは詳しい申請方法などが紹介されています。

その他の備え

災害時、意外と困ることってなんだろう??
ガソリン
北海道地震では北海道全体が停電してしまいましたが、ガソリン自体は道内に十分ありました。しかし、多くのガソリンスタンドに大行列ができて混乱をきたしてしまいました。
おそらく東日本大震災でガソリン不足になったことを思い出して、

とりあえず入れておこう
という心理が働いたのだと思います。
今回は数日で混乱は収まりましたが、何があるかわからないので、ガソリンは常に入れておいた方が良いでしょう。
現金の用意
停電していてもコンビニエンスストアやスーパーで買い物をすることができたのは本当にありがたかったです。その時に必要になったのが現金です。
停電時は、レジが使えなくなり現金のみ取り扱いのお店も多かったため、現金の用意は必要だと思います。
非常持ち出し袋に現金を入れておきましょう。
まとめ
ちょっと知っているだけで災害時に役立つ情報をまとめてみました。
今日からできることもたくさんあるのでぜひ今から備えてくださいね。
災害時3日間過ごせる対策グッズもまとめていますので合わせてごらんくださいね。
